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傷を隠そうとするほど。

今日(じゃない、昨日だわ)のお休みは、気温の上下についに少々負けて風邪気味で、咳き込むので少し静かにしていた。
でも、庭に出ると、初めて始めた野菜作りの第一弾の、ベビーリーフも二回目の食べごろに。
これは簡単に育てられるし、サラダに最適。自分で育てたものを食卓に並べて、口に出来るのはとても幸せな事だと実感した^^

そしてもうひとつは完全に試みの域だけれど、ジャガイモを植えててね、種芋を植えてから三週間経った今、土から元気に芽が出、葉が大きく出てきて、とても嬉しくて、今日はそれを眺めてた。

きっと。
きっとね、もし祖父が生きていたなら、私は野菜を作り始めはしなかったんだろう。
昨年のこの四月、二十三日だった。私の生まれた日を待って他界した愛する私の祖父は、生前沢山の手作り野菜を作って、おいしい食卓をくれた。
彼が作っていたのは、きゅうり、トマト、ナス、小松菜、ピーマン、ネギ、にら、大根、たまねぎ、かぼちゃ、シシトウ、シソに、ニラ。
ああ、こうして思い出すと、じいじは本当に沢山のものを、毎年「今年はこれこれを植えようと思うちゅう」と話してくれたし、そう、出来栄えをひどく謙遜する人だったな。
「なんぞ、小ぶりで味がどうか心配じゃが・・・」と笑う祖父に、私も母も、「小さくてもおいしい!上等だよ、こんなにおうちで収穫出来るなんてありがたいじゃない?」って、答えたなぁ。
母も私も弟も祖父の野菜が大好きだった。
特にきゅうりが豊作になると、母がキュウリのぬか漬けを作った。じいじの作ったキュウリでママがおつけもの作ってくれるなんて、最高に贅沢。本当においしかった。あの味は忘れられない。どこのどんなキュウリのお漬物を食べても、あの味にはかなわないんだ。

主のいなくなった庭の畑の、彼の作った土のうねが、雑草に覆われてゆくのを一年みていた。
元気になったつもりで、計り知れない空洞をこの心に作っていた自分が、この春に庭に出て草を抜いて土を耕して、一度酸性化のしているだろうとせっせと石灰や、堆肥を買いに行き始めたのは、この庭のあるこの家に住んでいる間は、私がじいじがいた時の様に生き生きした庭にしていたいと、大げさだろうけれど、一足だけ前に進めたからかもしれない。

そういえば、祖父の他界するほんの少し前に私は早取り小松菜を種から植えてみてたんだ。
それが生えたはいいがこれが細くてひどい出来。
それを何とかとって、おひたしを作ってみて、ひどいものを祖父に見せたのは、祖父がもう、白い箱に入って帰ってきてからだった。
細いのに硬いし、おひたしの味付けが良く出来てもこれはひどいと思った。
でも、病院で私は祖父に約束していた。出来たら食べさせると。
だから、盛大に謝りながら、日本酒と一緒にそのひどいおひたしを、祖父に供えたんだ。
ママはぼろぼろ泣きながら大笑いして、「蒼羽、じいじきっと大笑いしてるよ」って。
私も笑いながらすごく泣いた。
それから、何かを植えようなんて気にもならなかった。

今、元気に出てきたジャガイモの芽をみながら「じいじ、ジャガイモは作ったことなかったでしょ?うまく出来るように見ててよ」って、一人庭でしゃべってた。そんなあたしを、じいじがいつも大事にしてくれた犬のヤマトが、横になって、笑って聞いてた。


うん、もうすぐ一周忌も近づいているからか、本当にじいじの事、毎日沢山思う。あの日の事は、昨日の事の様に思えばやはり「ここ」がずきずきする。

でも、毎日は笑って過ごして生きて生きたいからね、私はまた元気に土を耕してみようと思う。
少し腰痛が悪化しても、やりたいんだ(*^-^)


そんな中でも、そんな毎日でもだ。
沢山笑った日にも。
一人部屋に座ると涙が止まらない日はある。
それでいいんだと、思えだした自分は進歩なのだろう。
泣かずにいてもいけない気がするから。
祖父の事だけではなく、私の中には沢山の記憶があって、少しずつ薄めてゆけるという人の生きるための力が少々足りていない私の、いっぱい抱えて走ってる記憶の、少しの整理や処理にはなれるだろう。

だから、なんでか、私の尊敬するアーティストGACKT氏の作品である「雪月花」を聴くと、「傷を隠そうとするほど、なぜか涙あふれて」のところでどうしても、ホントにいつも涙があふれてきてしまう。
詩の解釈は皆それぞれだけれど、この歌はなんだか私には痛くて、でも、大きな一つを救われた曲となった。
泣けない時に、流せとこの背をそっと押してくれているんだ。


さあ、長く本当に独り言が過ぎたわ(笑)
お許しを。

蒼羽はちゃんと元気に、つっぱしってます(^^)

では、今夜は以前貼ったとは思うけれどもう一度。
GACKT様、本当に、ありがとう。





ではまた。

貴方が持つ記憶達が、どんなに大きくつらくても、貴方がいつか心から笑えたらいいんだと思う。
私も自分と戦いながら生きるから、友よ、貴方よ、共に生に挑もう。
優しい花の記憶も月の記憶も沢山、抱いてゆこう。


おやすみなさい。
どうか優しい夢を。
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プロフィール

蒼羽

Author:蒼羽
個人創作サイト「永遠満月永久新月」管理人。創作を生きる糧としている自他共に認める(?)魔女の蒼羽(ソウハ)です。

創作しながら生きてゆく事、それが私の一生。

この「月の夜の独り言」は、私の心の一部分を、毎日とはいかないけれど、出来たら長く綴ってみたいと思っていますので、良かったら読んでやって下さい。

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